【大手前大学通信課程】日本語教育実習を受講してきました!
【大手前大学通信課程】日本語教育実習を受講してきました!
こんばんは!
私は、大手前大学通信制の日本語教師になるために教育実習を受けてきました👍 さくら夙川キャンパスで教育実習を受講したのですが、実習は合計で5日間でした。
この記事では、これから大手前大学通信課程で教育実習を受ける人、日本語教育実習を受ける人たちに、教育実習の流れや教案作りにおすすめの参考書などをお教えします👋
では、まず本題に入る前に、教育実習は大きく分けて、4つの事をしなければなりません。
- 事前課題: 教案作り
- 模擬授業(教育実習生)
- 教案発表 (留学生)
- 実習後課題
この4つが私たちが教育実習にしなければなりませんでした。
今回は、事前課題の教案と模擬授業(教育実習生)のことについてご紹介したいと思います。
事前課題 教案作り
教案ってそもそも何??
教案とは、教師が実際に授業するに作成するものであり、『目標』『扱う文型』『時間配分』『使用する教材』『使用する教具』『授業の流れ』などを書いた、授業計画書のことです。
新米教師のうちは、『教師の発話、活動』『学習者の発話、活動』なども書いておくと、忘れる心配がなくておすすめです👍
教案の必要性
教案を作る理由は、ズバリ!『より良い授業を行うため』です! 教育を行う上で、教案は必要不可欠なものと言えるでしょう。
〜教案を準備するメリットとして〜
- 教案を書くことで、教師も学習者の学習目的が明らかになる。
- 学習目的を達成するための授業準備ができる。
- 授業をスムーズに行える。
- 教え忘れなどが防げる
などなどメリットが多くあります。
新人教師の方は、上手に教案を作って授業に活かしていきましょう!
事前課題:実際に教案作成をしてみて
実習当日までに取り掛からないといけないのは、教案作りです。
教案作りは留学生達が実際に使っている教科書を参考にして、教案を作らなければなりません。ちなみに教科書『みんなの日本語』で、授業前に大学側から送られてきますのでご安心ください🫡
ですが、作り方までは教えてくれません。なので、私は今まで受けた日本語関連の授業をみよう見真似で作ったのですが、実習中に参加者の方に『みんなの日本語』の教師版の本があるということを聞きました!そっちを送ってくれ〜って感じですよね😂
大体20分を目安に教案を作らないといけませんが、これが非常に難しかったです。 20分はすごく微妙な時間でした。他の学習者の皆さんも非常に時間配分に苦戦していました。
とりあえず教案を作成後は、エルキャンパス内で提出をします。
私たちのクラスでは、先生が当日までに教案の訂正をしてくれました。ですが、他のクラスの先生達はしてくれないクラスもあるようで、授業内でクラスメートと見せ合って改善点を話し合うというクラスもあったようです。
クラス分けですが、実習前にエルキャンパス内で発表されます。実習前に必ず確認しておきましょう! ちなみに、私の予想なのですが、授業前のアンケートでクラス分けをしているんじゃないかな?と思います。 私のクラスは、教育経験のない学習者さんばかりだったので、経験者と未経験者などで分けているのかなあと思いました。
おすすめ参考書
みんなの日本語は、日本語教育の場で多く使われている教科書です。実習では、どのように導入を行うか?という部分が重要視されていました。
先生方も実習中にこれらの本について紹介されていました!実習に絶対に役に立つ内容ばかりでしたので、もしよかったら参考にしてみてくださいね!
①みんなの日本語 本編
②みんなの日本語 導入・練習イラスト集
③みんなの日本語 教え方の手引き
④みんなの日本語 書いて覚える文型練習帳
〜実習1日目〜
①オリエンテーション(1コマ)
学校に着いたら、大きな部屋にクラス関係なく集まりました。そして、そこで先生達の自己紹介や教育実習の流れなどのオリエンテーションが行われました。
②グループワーク(2コマ)
グループワークでは、自己紹介を行ったり、導入とは何か、主に日本語の似ている表現について話し合いました。『マジ』と『ガチ』の違いについてや、『尊い』とは?、『やばい』の使い方など若者ことばについてのテーマもありました。
個人的に参加者の年齢層が比較的上だと思います。なので、若者ことば自体知らない方が多くいて、少し面白かったです😂
初めてで緊張していたのですが、先生方もユーモアがあって、凄くみんな和気あいあいとした和やかな雰囲気で楽しかったですよ☺️ 少し時間が余ったら、どんな教案を作ったかなど学習者さんと情報交換をしていました。
お昼ご飯は、学校の近くにライフというスーパーがあるので、学習者の方と一緒にお買い物に行きました❗️
③授業見学(3〜4コマ)
お昼からは、リモートで日本語授業の見学をしました。見学でまた授業は、中級レベルの授業でしたが、非常に勉強になりました。また授業後には、書き込む形で質問できるので、質問するのはちょっと緊張する!ハードルが高い!という方にも質問しやすい環境だと思います。
1日目は、夕方の4時ごろに授業は終わりました。
〜実習2日目〜
2日目は、全体での授業ではなく、各クラスに別れて授業を受けます!
①教案作成(1〜2コマ)
午前中の授業は、教案作成の時間を設けてもらえました。教材作りや教案のやり直しや、印刷などを各自自由にしていました。
事前課題では、教案作成と書いているので、教材やパワーポイントを作っていなかったという方も中にはいらっしゃいました。なので、この時間は凄く有り難かったです! 私は手書きなどの教材は使わず、パワーポイントだけを使う予定だったので、パソコンを持ち込んで修正していました。
②模擬授業(3〜4コマ)
午後からは実際に学習者さんの作成した模擬授業を見ました!
発表者1人に対して、生徒役4人という形で模擬授業が始まります。生徒役は、他の学習者がしてくれます。実習を聞きながら、その人の流れや良い点、悪い点について実習ノートに書き込んでいきます。(実習ノートは、提出なので書き忘れがないように!)
発表は20分程度です。あまりに短い場合はやり直してもらうということもあると説明されました。(作るときは、リハーサルを行なってみて時間を調節してみてくださいね。)発表後は、発表者の感想や反省点を話して、学生役の方からのフィードバックがあります。そして生徒役以外の学習者からも改善点や良かった点について意見や疑問点を話していきます。
大体1コマで3〜4人程度発表しました。私たちのクラスは17人だったので2日目は7人目まで模擬授業を行いました。
学習者さんたちの発表を見ながら、レベルが高くて、本当に初心者なのかな??と思うレベルでした。落ち着いてるし、内容も素晴らしかったです。なので、私は凄く焦った記憶があります笑 そして、ホテルで修正に修正を加えて、リハーサルも何度も行いながら、深夜1時ごろになんとか形にする事ができました。
パソコンやiPad、教科書、ファイルなどを持って歩いてたのでめっちゃ疲れ切ってます🥹笑
実習3日目
①模擬授業(1〜5コマ)
昨日と同様に、発表者と学習者役で模擬授業を始めていきます。私は午前中の発表でした! 正直、緊張していて何を話したか覚えてませんでした🥲 でも終わったことへの安心が半端なかったですね!笑 そして、私もフィードバックを行なってもらいながら、次の模擬授業のために、またまた修正していきます。
発表終了後は、ビデオで日本語授業について見ました。ですが、このビデオが結構衝撃でした。先生が息を吸うのもままないくらい、速いスピードの日本を外国人学習者に浴びせまくるというビデオでした。
ゼロ初級の方達なので、ゆっくり教えると思いきや、全然違ってびっくりしました。ビジネス場面を想定して、話すことがメインという授業設定だったので、聞くことや話すことに慣れる一つの方法なんだなあと思いました。
3日目は18時に終わりました。外はもうすっかり真っ暗でした。
3日目が終わってから2週間空くので、家族が迎えにきてくれて、姪っ子甥っ子たちと中華街を楽しんでから、自分の家に帰りました☺️❣️
3日間の感想
今回は初めてのスクーリング授業だったので、初めはとても緊張していました。若い方ばかりだったら逆にもっと緊張していたかもしれませんが、年上の方も多くいたので安心しました。誰かだけと仲がいいという感じではなく、クラス全体で良い距離感でした。本当に暖かい雰囲氣で、凄く楽しかったです!
通信課程では、クラスメイトと会う機会も全然ないですし、1人で頑張らないといけないですが、スクーリングでは、クラス全体で取り組んでる感じがしました。それと、周りに共感してもらえる人がいるのはとても面白かったです🤣
卒業間近なのに、まだ単位を取り終わってない!とか課題を後回しにしちゃう事とか、テスト間近になったら授業を流し見しがちな事とか、本当にあるあるすぎて共感しまくりました😂 とても楽しいスクーリングでした!
次回は4、5日目についてお話ししますね~👍